✔こんな人におすすめな記事です。
損小利大をしないとFXで勝てないと思っている人。
記事を書いている人。
トレードスタイルはスイングトレード。1回の取引は100~400ピプスを取引にいきます。
典型的な負けトレーダーから猛勉強して、毎年トレード成績は向上中。
結論から言うと、初心者は損小利大を考えすぎると失敗します。
また損小利大をしなくてもFXでは勝てます。
私自身もFXを始めた時、損は小さく、利益は大きくと学びました。
これはある意味正しくて、ある意味正しくありません。
上級者は確かにそのような考えで取引をしていますが、実は初心者にはハードルが高すぎます。
今日は損小利大が本当に初心者に必要なのか、また初心者にハードルが高すぎる理由を解説します。
✔今日の分かる内容
- 損小利大でなくても資金は増える
- 損小利大をすると勝利は落ちる
- リスクリワード1対1ってどんな手法
損小利大でなくても資金は増える
損小利大でなくても資金が増えるって??
私自身も損小利大のトレードをしないと勝てないものだと思っていました。
初心者の方もそう思った人がいるのではないでしょうか。
結論。増えるんです。
リスクリワードが1対1でも資金は増える
✔リスクリワード対1で資金は増える理由。
例えばドル円でエントリー利確位置を20PIPS、損切位置を20PIPSにしたとします。
これもある意味リスクリワードが1対1のトレードではあります。
FXは上に上がるのも50%、下に下がるのも50%ですよね。
この場合は当たり前ですが、資金は増えません。増えるどころかFXには手数料があるので少し−になります。
しかし、FXはチャートパターンの三尊、逆三尊、ダブルトップ、ダブルボトムを取り入れることで勝率を上げることが可能です。
例えば勝率が60%でリスクリワードが1対1であった場合どうでしょうか。
1回の損益を100円に統一した場合、勝率6割なので10回やれば600円返ってきます。
負け額は400円です。差額は200円の勝ちです。
✔注意
長い目でみれば勝率は6割に収束していき、資金は増えます。
60%って低いじゃんって思うかもしれませんが、その程度でも理論上資金は増えます。
もちろん手法によっては勝率を80%程度まで上げることも可能です。
まずは、損小利大をしなくても資金は増えることを理解しておいた方がいいです。
✔リスクリワード1対1でも、資金が増える理由を詳しくしたい方はこちらの記事。
損小利大をすると勝利率は落ちる
ある意味当たり前ですが、損小利大を狙いにいくと勝率は落ちます。
これは私が過去検証でも実証済みです、
ということは必然ハードルが上がるということです。
上級者や本で損小利大が良いと言っているのは、もちろん間違いではありません。
しかし、リスクリワード1対1のトレードも出来ない初心者が、リスクリワードが1対3などを狙いにいくのは本質的にずれています。
損小利大のトレードは応用編という考え方がいいと思います、まずは基礎知識をつけることが優先です。
なので、個人的には初心者の時は1対1のトレードをするようにした方がいいのではないかと思います。
リスクリワード1対1ってどんな手法
とはいってもリスクリワードが1対1ってどういうトレードをしたらいい?
こんな疑問がありますよね。
✔そんな初心者はまず三尊かダブルだけ狙おう。
- 三尊はお山の形
- ダブルは谷が2つ
実際のチャート使って解説。
✔三尊でリスクリワード1対1にする場合
例2023年2/17オージドル4時間足
三尊のネックラインを抜けて、戻りを待ってエントリー。
前回の戻り高値の右肩を抜けたら損切。利確は損切幅と同じPIPSのラインで実施。
✔ダブルでリスクリワード1対1にする場合
例2023年2/7ドル円4時間足
このドル円は実際にエントリーしたやつです。
ダブルボトムのネックライン抜けて、戻りを待ってエントリー。
安値を割り込んだら損切。利確は損切幅と同じPIPSで実施。
三尊やダブルは損切ラインが明確なのでおすすめです。
リスクリワードが1対1のトレードが分かったでしょうか。
✔注意
また利確位置も人それぞれ異なります。
今回はリスクリワードが1対1のトレードということでこのようにしています。
まとめ
今日は損小利大をしなくても資金が増えること、また初心者には高リターンのトレードは難易度が高い理由をお伝えしました。
もちろん、損小利大のトレードは最終的には大切なことです。
これに関しては間違いのない事実です。しかし難易度も高いのもまた事実です、
FXを始めたばかりの方は、とりあえずはリスクリワードが1対1で練習するのもありなのではないでしょうか。
少しでも参考になれば幸いです。