FXの業界において、ファンダメンタル分析は不要説がよく出ます。
この話題は私がFXを始めた4年前からも言われていました。
FXの先人の方たちがファンダメンタル分析は不要と言われていたので、私自身も不要なんだと思っていました。
しかし、最近になっては必要ということに気づきました。
実際にファンダメンタル分析を取り入れたことで、テクニカル分析の制度も上がったと実感しています。
大切なことはテクニカル分析の良いところとファンダメンタル分析の良いところ掛け合わせることだと思っています。
今日はファンダメンタル分析がいっさい不要ではない理由を詳しく書いていきます。
この記事を読むことで、ファンダメンタル分析の必要な要素を知ることができ、トレードの制度を今よりも上げることができます。
✅こんな人おすすめな記事です
- FXはファンダメンタル分析は必要か知りたい人
- FXのファンダメンタル分析はどこをみるべきか知りたい
✅記事を書いている人
トレードスタイルはスイングトレード。
1回の取引は100~400ピプスを取引にいきます。
典型的な負けトレーダーから猛勉強して、毎年トレード成績は向上中。
現在スキャルピングに挑戦中。
デモトレード2週間で月利8.5%到達。
目次
FXはファンダメンタルはいっさい必要ないわけではない
ファンダメンタル分析はいっさい不要ではないと思っています。
ファンダメンタルを理解することでトレーダーの精度を格段に上げることできます。
そもそもですが、FXにはテクニカル分析とファンダメンタル分析というものが存在します。
どっちらとも為替相場の未来を予想するために行うものです。
✅テクニカル分析とは
テクニカル分析を行うことで、買うタイミングや売るタイミングを知ることができます。
FXにするにおいて欠かせない分析方法です。
例えば、今は株価が上がっているから、買って勝負した方が勝ちやすい。
など、分析を行うことで、勝率を高めることができます。
✅ファンダメンタル分析とは
ファンダメンタル分析は、長期的な投資や市場全体の動向を予測する際によく使用されます。
例えば、アメリカの金利が上がっている時はドルが買われやすい傾向にあります。
逆にアメリカの金利が低い時というのは、ドルは売られやすい傾向にあります。
両者ともに相場の未来を予測するために行うものです。
しかし、ファンダメンタル分析は不要説が出ています。
私自身の経験からファンダメンタル分析はある程度は必要だと思っています。
✅個人的にファンダメンタル分析が必要な2つの理由
- 各国の政策金利
- 各国の経済指標
各国の政策金利
FXにおいて各国の政策金利を知ることはとても重要です。
FXは2国間の金利差によって価格が動いていると言っても過言ではありません。
✅政策金利とは
日本で言えば日本銀行です。
中央銀行は、経済の安定やインフレやデフレの管理する目的として、政策金利を調整します。
金利を上げることを利上げ、金利を下げることは利下げと言います。
利上げと利下げの目的を以下で紹介。
またこの金利変更は通貨に大きな影響を与えます。
基本的に、金利を上げた通貨は買われやすいです。
反対に、金利を下げた通貨は売られやすいです。
✅例えば、有名なドル円という通貨で説明します。
アメリカは金利5%をに引き上げたとします。
ドルを100万円持っていれば、年5万円のリターンががもらえます。
反対に日本は利下げを行い、金利が0.1%とします。
円を100万円持っていれば、年1000円のリターンがもらえます。
では、みなさんはどっちの通貨を買いたいですか?
おそらくドルを買いたいと思います。
このように金利が高い通貨は買われ、金利が安い通貨は売られる傾向にあります。
為替は金利差で動いて言っても過言ではないです。
各国の経済指標
FXの取引をする上で、各国の経済指標を把握しておくことは重要です。
✅経済指標とは
これらの指標は、政府機関、中央銀行、経済研究機関などによって定期的に発表されます。
ファンダメンタル分析がいっさい不要ということになれば、経済指標も見ない、把握しないということになります。
経済指標がある時は相場が乱高下します。
もし、仮に大きな経済指標の発表があることを知らず、経済指標前にエントリーすると大きな損失をだすこともよくあります。
反対に経済指標があることを把握していれば、無駄なエントリーを減らすこともできます。
このように、いっさいファンダメンタル分析は不要かと言われれば必要です。
FXはファンダメンタルが必要ないと言われる理由
ファンダメンタル分析が必要でないと言われるのことにももちろん理由があります。
私も実際にそう思っています。
✅FXでファンダメンタル分析が不要な理由
- テクニカル分析に織り込まれていることが多い
- 過去検証はファンダメンタル分析を考慮に入れていない
- ファンダメンタル分析を行ってもエントリーはできない
- 経済指標の速報が出ても間に合わない
- 気にしすぎると、判断を誤る
テクニカル分析に織り込まれていることが多い
これはけっこうよく言われることです。
私自身もそう感じています。
✅実際の相場で紹介。(ドル円4時間足)
令和5年6/16.11:47に日銀の政策金利発表がありました。
発表される前から6回もサポートとして意識されていたラインを上に抜け、4時間足レベルでは上目線でした。
その後、政策金利発表後(青をの四角)、何度もサポートされていたラインに支えられ上に強く上がりました。
このようにファンダメンタル分析がすでに相場に織り込まれていることは多々あります。
これがファンダメンタル分析が不要と言われる1個目の理由です。
過去検証はファンダメンタル分析を考慮に入れていない
過去検証をする時にファンダメンタルは考慮して行いません。
上手くいっているトレーダーの多くは、過去の相場を元に過去検証(バックテスト)を行います。
✅過去検証とは
言わば、シュミレーションです。
この過去検証をする時はテクニカル分析の情報のみでします。
ファンダメンタル分析は考慮に入っていません。
そのため、実際のトレードでもテクニカル分析のみでエントリーが完結します。
これがファンダメンタル分析が不要と言われる2つ目の理由です。
ファンダメンタル分析を行ってもエントリーはできない
FXはファンダメンタル分析をしてもエントリーすることはできません。
FXはエントリー場所の設定、利益位置の設定、損切り位置の設定、この条件がなければ取引することは不可能です。
トレードとは入口と出口があって初めて完結します。
その情報を得るためには、必ずテクニカル分析が必要になってきます。
テクニカル分析のみでも取引は可能ですが、ファンダメンタル分析のみではエントリーできません。
これがファンダメンタル分析が不要と言われる3つ目の理由です。
ファンダメンタル分析にはタイムラグがある
ファンダメンタル分析で情報が分かった時には、すでに相場が動いている場合が多いです。
例えば、今日の日本銀行の政策金利発表です。
11:47分程度に金利据え置きの速報が流れました。
しかし、その速報が流れた時にはすでに相場が大きく動いていました。
このようにタイムラグが存在します。
これはまだましな方で、例えば予定にもないことが起こったとします。
例えば、戦争とかもそうです。
そのようなことが起こった時、相場は大きく動きます。
しかし、その情報をすぐ知ることは不可能です。
分かった時にはすでにテクニカルに反映されています。
ファンダメンタル分析をいくら追ってもタイムラグが生じるので無意味と言えば無意味です。
これがファンダメンタルが必要でないと言われる4つ目の理由です。
気にしすぎると、判断を誤る
ファンダメンタル分析を気にしすぎるとエントリーすることができなくなります。
先ほども言いましたが、過去検証をする時にはテクニカル分析のみで勝率などを出します。
ファンダメンタル分析を気にしすぎると、冷静に判断を下せなくなります。
というのもファンダメンタル分析には経済指標だけにしても多くの国が存在します。
また突発的に起こる戦争、災害、などもファンダメンタルに入ります。
これらの膨大な情報を得ることは不可能です。
人間は情報が多くなればなるほど管理するのも大変のように、取引の判断を鈍らせることにも繋がります。
これがファンダメンタル分析が必要ないと言われる5つ目の理由です。
FXはファンダメンタルがあることでトレードの精度が上がる
ファンダメンタルの良さをテクニカル分析に掛け合わせることで精度は変わります。
結論から言うと、テクニカル分析の目線とファンダメンタル分析の目線が一致する時はトレードの精度があがります。
日本の政策金利発表前にこんなツイートをしました。
ドル円は上に行く可能性が高いと予測しました。
この予測した背景にはテクニカル分析とファンダメンタル分析があってこそできたものです。
先ほども紹介したドル円でその意味を紹介します。
✅実際の相場で紹介。(ドル円4時間足)
令和5年6/16.11:47に日銀の政策金利発表がありました。
発表される前から6回もサポートとして意識されていたラインを上に抜け、4時間足レベルでは上目線でした。
その後、政策金利発表後(青をの四角)、何度もサポートされていたラインに支えられ上に強く上がりました。
私は政策金利発表後、青で囲った付近で買いでエントリーしました。
なぜ、エントリーしたのか。
✅理由は
日本の政策金利が据え置きだったからです。
日本はずっと−金利であり、通貨は売られやすい傾向にあります。
今日の政策金利で利上げをしなかったことで、再度日本円が売られる展開になりました。
この結果ファンダメンタル分析でもドル円は上目線が濃厚になりました。
それと、自信を持ってエントリーすることができるんだね♪
これ以外にも、大きい経済指標に前は取引しないということも、トレードの制度を上げるために必要なことです。
このようにファンダメンタル分析がいっさい不要かと言われるとそうではないということが分かります。
むしろ、トレードの制度を上げることが可能です。
重要なことはテクニカル分析の良さとファンダメンタル分析の良さを掛け合わせて取引していくことだと思っています。
今日の投稿が少しでも参考になれば嬉しく思います。
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